chisa
Compote 「Kinu No Michi」(S)
高台付コンポート (小)「絹の道」 TW-BR-20026
サイズ:約Ф15.5㎝×H7㎝
制作:ジュリアーノ・バラリン(GIULIANO BALLARIN)
レースガラスの名門工房「バラリン」の小ぶりなコンポート。
横から縦へと途中から模様が変わるこのモダンでスタイリッシュなレース技法は、世界広しといえども制作することができるマエストロは、ほぼ存在しないでしょう。
手作りの優しさ、ソーダカラスらしい柔らかみを残しながら洗練された作風のバラリン工房の作品は、ヨーロピアンな家具はもちろん、日本の伝統的なしつらえにも見事に融合します。
小ぶりなので置く場所を選ばず、テーブルウェアとしてではなく、ポプリや、特別な小物をおいてインテリアにすれば、お部屋の雰囲気が見違えること請け合いです。
レースガラス技法
ヴェネチアのガラスの島、ムラーノ島のさらに北に、ブラーノ島というレース編みで有名な島があります。
そこで生み出される繊細なレース編みをガラスで表現したいと考えて生み出されたのが、この「レースガラス」技法。
白く細い線がらせん状にめぐる「フィリグラーナ(Filigrana:線状模様)」や、白い糸が美しく編まれたかのように見える
「ザンフィリコ(Zanfirico:ねじり模様)」などが代表的ですが、その古い歴史から、ひとくちに「レースガラス」といっても実に
様々な模様が存在します。
古くはローマ時代に遡る技法ですが、一度は途絶え、16世紀にムラーノ島で復活。以後ヴェネチアンガラスを代表する技法として発展してきました。そして、19世紀に入るまで〈門外不出の秘宝〉として守られてきた、
ヴェネチアのガラスの大切な伝統技法なのです。
バラリン工房
1483年創業、537年の歴史をもつバラリン工房は、ガラス工芸の発展に寄与したとしてヴェネチア共和国から
エンブレムを下賜された数少ないムラーノガラス工房です。
14代目となるマエストロ:ジュリアーノ・バラリンは、幼少期より祖父、父親から
ガラス制作の手ほどきを受け、レースガラス技法においては第一人者であり他の追随を許しません。
ジュリアーノの正確無比なテクニックは、気品とあたたかさを備え、2014年10月にはヴェネチア市から
「ヴェネチアレースガラス技法最高賞」を授与されました。しかし、2019年に世界に惜しまれながら工房を閉鎖。
残された作品たちは、大変希少価値が高いものとなってしまいました。
すべての商品は、北参道 chisa にて実際にご覧いただけます。
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