オブジェ『盆栽』&『豊穣の角を抱える女体像』
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ヴェネチア ムラーノ島に生まれた彫刻家でありデザイナー、ナポレオーネ・マルティヌーツィがデザインし、現在も様々なアーティストとのコラボレーションで作品を発表し続けているヴェニーニ工房が1928年~30年に制作したオブジェ『盆栽』と、『豊穣の角を抱える女体像』を、2014年にchisaにて復刻した作品。
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復刻をお願いしたのは、故・ピノ・シニョレット氏。
巨匠との呼び声高く、現在でもムラーノ島のガラス関係者で、その名を知らない人はいません。
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不透明な抹茶色のガラスに金箔を施して成形されています。
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これらの作品は、スティレ・ノヴェチェント(20世紀様式)とも呼ばれ、アール・ヌーヴォー並びにデコの影響を受け、閉鎖的だったムラーノ島でもデザイナーと職人がコラボレーションして作品を作るようになった大事な時期のデザインです。
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