Lyda Coppola
リダ・コッポラ
(1915-1986)
イタリア

1938年まで故郷ベネチアの美術アカデミーで学んだ後、ジュエリーデザイナーを目指してミラノで制作を始めるも、イタリアでは全くの無名でした。
1948年、意を決してひと握りの作品を持ってパリ ヴォーグ社の編集者にプレゼンすると、高く評価され『ヴォーグ』に掲載されました。
それ以来スキャパレリ、ヴァレンチノ、ディオール、ヴァレンシァガなどのショーのための依頼が増え、少量のみ(多くても3点)制作しました。
ベネチアのクリスタルビーズ、トレデルグレコのサンゴなどイタリア素材にこだわり、その素材と色合わせの大胆さ、比類なき芸術的感性から生まれる作品は、量感がありながらも優しく、しなやかに身に寄り添います。
1946年には結婚し、ブランド名に夫の名前が加えられ、コッポラ・エ・トッポになりました。