小皿「源氏香」
chisaオリジナルの11×8cmの小皿は、お菓子や、おつまみ、オリーブオイルやお醤油さしと、シーンを選ばず活躍する大変便利なひと品。
今回はティーバッグを一休みさせる小皿としてご提案させていただきました。
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【 源氏香(げんじこう)について 】
様々な小皿の種類がある中で、今回のギフトボックスには特別な模様の物を選びました。
日本には、茶道、華道のように「香道(こうどう)」という文化があります。
香道には、お作法の中で香りをかぎ(きき)、何の香りかをあてるという優雅な遊びがあり、「源氏香(げんじこう)」は、その香りあて遊びの一種であると同時に、答え合わせに使う図柄の名前でもあります。
図柄は全部で52種類。それぞれに源氏物語の各章の名前が付けられています。
chisaの小皿「源氏香」の図柄は「桐壺」、「明石」、「関谷」、「松風」「夕顔」の五種類。どの物語が図柄が届くかは、開けてみてのお楽しみ。(お色は2色からお選びいただけます)
多くの恋愛物語が描かれた源氏物語にゆかりのあるムラーノガラスの小皿を、ちょっぴり粋なバレンタインの贈り物にいかがでしょうか?
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【 源氏香の遊び方 】
五種類の香りを五包ずつ、計二十五包を用意し、ランダムに混ぜ合わせ、その中から、五包の香りを選びます。
参加者は、その五包の香りを一種類ずつ順番にかぎ(聞き)、何番目と何番目の香りが同じだったのか、はたまた一つも同じ香りがないのかを、それぞれ図に書いて発表し、答え合わせをして楽しむというもの。
図の書き方は、右から順番に縦線を一本ずつ書いていき、それが順番に五種類回ってきた香りをさします。そして同じ香りだと思った順番の線の頭と頭を横線でつなぐのです。モダンな図柄が出来上がりますね。
それが図柄「源氏香」。
香道というと、貴族の遊びという感じがしますが、江戸時代頃には庶民の間でも楽しまれていたそう。
いつか私もたしなんでみたいものです。