「柊」は1990年代に小瀧千佐子によってデザインされ、chisaの前身となる「サンマルコ」で発表されました。

当時は、今回ご紹介するこちらの「柊」を制作したジャンパオロ・ラガッジ氏の義理の父であるミニチュア・マエストロの第一人者リビオ・ロッシ氏により制作され、御茶ノ水の「サンマルコ」そして姉妹店となる京王プラザホテル内の「ヴィヴァーチェ」にて販売され人気を博しました。

そして時を越えて、世代を越えて、今回、彼の義理の息子であるラガッジ氏によってchisaでご紹介できることをとてもうれしく思っています。

ヴェネチアで「エルバ」と呼ばれる美しい若草色のガラスをたっぷりと使い、実際の柊と同じように控えめに葉脈をあしらいました。美しい真っ赤な実は、向こうが透けて見える葉の部分とは違って不透明のガラスに。デザインの妙がきいています。手のひらにおさまる小さな作品ですが、ムラーノガラスの歴史と技術が詰まっていると言えるでしょう。

以下は「柊」をセレクトしたチサスタッフより、オススメのポイントをご紹介させていただきます。

こんにちは。チサスタッフの牧内です。

日頃ご愛顧いただいている皆様への感謝を込めてお届けしているchisaのスペシャルギフトボックス。今回は置物としてもとってもかわいい「柊」を推薦させていただきました。

「柊」は置物以外にもたくさんの場面で活躍しますので、その様子をご紹介したいと思います。

まずは箸置きや、カトラリーレストとして。

クリスマスケーキをいただく際に、こんなかわいいカトラリーレストだったら最高ではないですか!

クリスマスケーキと言わず、ハロウィンが終わったらケーキにはフォーク、プリンやゼリーにはスプーンを、いつでもこの装いでお出ししても問題ないでしょう!

ご家族、お客様が大変喜ばれることと存じます。

もちろん、私のように自己満足で使用するのもオススメです。

次はカードたてとしての「柊」をご紹介いたします。

クリスマスパーティーの際にネームプレートをたてるのも素敵ですし、お気に入りのカードをたててインテリアとするのも本当にオシャレ。手作りの温かみがあるので、スタイリッシュすぎることなく、雰囲気がやさしいのが個人的にはインテリアアイテムとしての魅力だなと感じています。

最後に、指輪置きとしての姿を。

これは実は90年代に開発した当時は全く想定していなかった使い方。

今回のギフトボックスには是非この「柊」を!と私が提案したところ、あるスタッフが「これ指輪置きにしたい。」と言い出しまして・・・おもむろにつけていた指輪をのせてみたら、なんと可愛いことでしょう!

お部屋に無造作に「柊」が置いてあって、お客さんに「これなに?」と聞かれて「指輪置きなんだ!」と答えたら、お話しに花が咲きそうですね。

実は来年は、chisa代表の小瀧千佐子が初めてのお店を出して40周年となります。

そのタイミングで、リビオ氏からラガッジ氏へと世代を越えて生まれ変わった「柊」は、chisaの今年最後のギフトボックスとして最適と考えました。

美しくて、優しくて、どこかユーモアもある「柊」。

是非、レティエさんの美味しいガトーショコラと一緒に、ご自宅にお招きください。