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ナポレオネ・マルティヌーツィ デザイン「しまうま」のご紹介



デザイン:ナポレオネ・マルティヌーツィ
制作:ピノ・シニョレット
「しまうま」
¥1,320,000(税込)

ヴェネチア出身のアーティスト、ナポレオネ・マルティヌーツィデザインのアートピース「しまうま」をご紹介いたします。

ナポレオネ・マルティヌーツィ(1892-1977)は、日本でも知られるムラーノガラスブランド「ヴェニーニ」のデザイナーであり、クリエイティブ・ディレクターを長年つとめました。
既存のムラーノガラス、ヴェネチアンガラスらしさをあえて封印し、まったく新しい作品を数多く発表した彼のデザインは、従来の軽やかなムラーノガラスとは異なり、量感があって、多くの要素をそぎ落としたモダンなフォルムです。

後期の作品は、ガラスの透明度さえ封じ、気泡を無数にいれることによってガラスを濁らせたり(プーレゴーゾ技法)、このしまうまのように不透明なガラスを使った斬新な作品を数多く発表しました。

そして、こういったシンプルなフォルムの作品こそ、形成するマエストロの腕が良くなければ、非常に陳腐なものになってしまうでしょう。

制作したのは巨匠 ピノ・シニョレット(1944-2017)。
ムラーノ島では誰もが認める名マエストロであり、日本では1986年、チサ代表小瀧千佐子が日本初のムラーノガラス専門店「サンマルコ」にて個展を開催し初めて紹介されました。

非常に濃くはっきりとした白色に、黒いガラスで巧妙に描かれた縞模様は、その上から薄く全体にかけられた24金箔のおかげかコントラストが柔らかくなり、縞模様はどこかチョコレートブラウン色に見えます。

グッと凛々しく顎をひき、天に向かってくるりと伸びた尻尾にもご注目ください。
威風堂々とした風格がありながらどこか可愛らしく、ほほえましく感じます。