ムラーノ島では数少ない、土と緑が豊かな場所。この道を進むと、ムラーノ島の人たちが入るお墓があるのです。毎朝オーナーの小瀧とフォンダメンタ・ノーヴェという船着き場からムラーノ島に向かいますが、間にひとつ、チミテッロという、お墓だけの島に舟は停まります。チミテッロは、誰でも入れない、少し高額なお墓だそうです。いつも必ずお墓参りの方が数人、おりたり乗ったりして、ファミリアを大事にするイタリアの気風を感じます。このムラーノ島のお墓の近くも、いつもポツリ、ポツリと人がいて、なんだかとても好きな地域です。でも街灯が少ないから、夜は怖いかもしれません。
このお花、なんというのでしたっけ・・・ヴェネチアのいろんなところで見かけました。宿泊先のすぐ近くにも咲いていて、朝見上げては「今日もがんばるぞ。」と、思い、帰りは街灯が少なく真っ暗なのですが、見上げて、目を凝らして・・・少しお花のピンクが見えるとホッとします。
ヴェニスの商人の像です。シェイクスピアの戯曲の「ヴェニスの商人」ではなく、かつてヴェネチアにたくさんいた本物の？ヴェニスの商人の像。こういう格好の人たちで、リアルト橋はごった返していたのでしょうね。鼻が欠けてしまっているのですが、申し訳程度に直してあるところも好きです。お世話になっている工房の近くにあるので、毎年「うん。今年もお鼻が欠けているな。そして直してあるな。」と、思います。でもずっと前は直されておらず、欠けたままだったような気もします・・・。せめて同じ素材、いや、同じ色の素材で直してあげれば良かったかもしれないですが、これもこれでなかなか味があっていいです。
ヴェネチアに咲く花は、とても自由で、自立している感じがします。人間の手入れのあとが、いい意味で見えないからでしょうか？イングリッシュガーデンのような、手入れしていない風に手入れされた感じとも全然違って、なんだか、お花ひとつひとつが自立している感じがするのです。必要最低限の手入れにとどめているからでしょうか？
ムラーノ島にあるレリーフです。とてもストーリー性のあるレリーフですが、残念ながら物語は知りません。兵隊さんに見えますね。世界情勢の影響で、ムラーノ島のガラス工房は本当に大打撃を受けていることを痛感する毎日です。特にガス代の高騰は、ガラス工房には死活問題。今回は小さなビデオカメラを持って行ったので、工房にてマエストロや事務員さんたちのインタビューを少し撮影しました。YouTubeにてご覧いただけます。 ↓↓↓ Murrano Glass [Rabbit] Making
私が知る限りでは、こちらの皆さんはランチを日本のディナーのように豪華に取る事が多いです。ここは割と最近出来たムラーノ島のレストランで内装もオシャレで洗練されたお料理が出ます。でもお高い。ヴェネチアで食べるタコは本当に柔らかい。。タコのサラダもよく食べますが、不思議なくらいフワフワの食感です。ゆっくりお昼が食べられる日は滅多にありませんが、貴重な一日のランチを。 美しいカプレーゼ。トマトは本当に色んな種類があるので一概には言えませんが、日本のトマトより皮が少し固めで甘い印象。 私はイタリア料理に詳しくないので分かりませんが、確かメニューに「グラタン」と書いてあった気がします…。パスタにパリパリと焦げ目が付いていてとても美味でした。
ここはヴェネチアのオススメのお惣菜屋さんCIBO(チーボ)。高級食材がそろっているという感じでお高いですが、チーズはなんでも美味しい。カラスミ、ワインなども売っております。あと、ヴェネチア名物の干し鱈のミルク煮のバカラマンテカートとか、お惣菜も美味しいです。生ハムも。宿泊先で一杯やる日は是非。
工房の中庭に咲くオレンジのバラ。この工房はリクガメさんを飼っていて、会えるのを楽しみにしていたのですが、今年はどこにいるか分からず会えませんでした。