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出展作品紹介 CHANEL 01

 撮影:福森崇広

シャネル
ネックレス、クリップ"花"モチーフ
メゾン・グリポワ(制作)
1938年
フランス
パート・ド・ヴェール・エナメル ガラス、メタル
ネックレス17.0cmx17.0cm
クリップ4.0cmx4.0cm

 

  • Gabrielle(Coco) Chanel

12歳で孤児となり、その後、手に職を付けるために引き取られた修道院で裁縫技術を培ったガブリエル(ココ)・シャネル(1883-1971)。

パリに店を構えたのは1910年、27歳の時であった。

帽子店として始まったメゾンは、洋服、香水と着実に販路を広げ、ポワレ以降コルセットから女性を広く解放した立役者となって、「シャネルスーツ」や「リトル・ブラック・ドレス」など多くのスタイルを確立した。

1920年代にはコスチュームジュエリーの制作が始まり、それまでの伝統を打ち破るような斬新なデザインを数多く発表。

シャネルによって創り出されたコスチュームジュエリーは、「富を誇示するもの」というこれまでのジュエリーの概念をも覆し、女性の社会進出が進む当時の世相と相まって絶大な支持を得た。

 

  • シャネルのコスチュームジュエリー


ガブリエル・シャネルの創造性は、「本物のフェイク・ジュエリー(les vrais bijoux en toc)」の発明にある。

彼女が本物のパールと模造パールを合わせ付けし「わたしがつければ、偽物も本物に見える」と公言していたことは良く知られているが、これは「価値観というものは身に付ける人自身が決めるものだ」という主張だと私は考えている。

何カラットのダイヤだから、純金だから素晴らしいといった価値観を覆し、上質なフェイク・ジュエリーの創作を提案したのだった。


小瀧千佐子

 

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