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出展作品紹介 Maison Gripoix 01

 撮影:福森崇広

メゾン・グリポワ
ブローチ
メゾン・グリポワ
1960年代
フランス
パート・ド・ヴェール・エナメル ガラス、メタル
6.0cm×4.5cm

 

  • Maison Gripoix

メゾン・グリポワは19世紀後半にオーギュスティン・グリポワが創業し、4世代にわたって重要なオートクチュール・メゾンに作品を提供してきた名門のコスチュームジュエリーメーカー。

1895年に誕生した娘のシュザンヌ・グリポワは、12歳でポワレやランバン、シャネルのコスチュームジュエリーを作りはじめている。

1920年代半ばから1969年まで、シャネルのために完璧なまでに美しい模造パールを開発。パート・ド・ヴェール・エナメル・ガラスと呼ばれる、ごく細い金属線の枠の中に溶けたガラスを流し込む技法を復活させ、デリケートな草花の作品でシャネルのコスチュームジュエリーを世界に知らしめた。

その後シュザンヌの娘ジョゼットが継承し、シャネル亡き後もカール・ラガーフェルドと仕事を継続する。

1996年に息子のティエリーに引き継がれたが、1999年に名門グリポワの名前は売却され、破産した。

 

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