出展作品紹介 Roger Jean-Pierre 01

撮影:福森崇広

クリップ
ロジェ・ジャン=ピエール(デザイン/制作)
1960年代
フランス
クリスタルガラス、メタル
7.3cmx8.1cm
DEPOSE(サイン)

 

  • Roger Jean-pierre

ロジェ・ジャン=ピエール(1910-1979)は、1934年にスキャパレッリのコスチュームジュエリー制作をジャン・クレモンと始め、58年末パリのヴォージェ広場に自身の工房を創立。当時の重要なクチュリエに多くの作品を提供した。

59年1月、自身最初のコレクションでは、エドワーディアン時代にインスピレーションを得た豪華な作品で特に外国人を驚かせ、同じ年の暮れには渡米し、数々の展覧会で大成功をおさめる。

スワロフスキー社と共同開発した「オーロラ・ボレアリス」、「コガネムシ」、「深いブロンズ」などで表現した繊細かつ華麗な作品は高く評価され、60年ニーマン・マーカス賞を受賞。

立体的で複雑に設計されたデザインは、注意深くラインストーンを配置し、爪止めして溶接している。

彼の様式美を代表する「ブリオン」は、24面カットクリスタルビーズを幾重にも同円状に取り巻く方法で、独占権を得た。

 

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