(1898 - 1954)
アメリカ

20世紀に活躍したアメリカのジュエリーデザイナー。

ヘンリー・シュライナーは1923年にドイツのバイエルン州から米国に移住し、1927年にベター バックル カンパニーに就職してベルトのバックルやボタンなどのデザインと製造に携わりました。

そして1939年、自身の会社「シュライナー・ジュエリー・カンパニー」を設立。彼の娘のテリーと夫のアンブロス・アルバートが加わり、ヘンリーの死後も、オリジナルの金型を使用してジュエリーの製造を続けましたが、 1973年に廃業しました。

シュライナーのジュエリーは、特殊な形と珍しい色のガラスペイストと、土台に黒味の強い金属を使用して結晶の輝きと美しさを強調したデザインで唯一無二の独創性を持ちます。Diorなどのグランメゾンにも作品を提供し、多くのファッション雑誌やファッションショーでモデルを飾りました。ラインストーンのジュエリーが流行した1950～1970 年代にはオードリー・ヘプバーン、マリリン・モンロー、ベティ・デイビスなど、多くのスターがシュライナーのジュエリーを身に着け、その人気を不動のものとしたのです。

可憐かつ独創的なデザインを、華やかなガラスペイストで巧みに表現した作品は、近年また注目され、人気が高まっています。

作品はすべて手作業で仕上げられており生産量が少なく、ガラスペイストを固定する爪や、裏の加工に独自性があり、シュライナー作品と一目で分かることもコレクターが多い要因かもしれません。

色合わせが実に巧妙で、作りもしっかりしているため、飽きが来ず、末永く楽しめるコスチュームジュエリーです。

BRAND　　　SCHREINER

SHOP　　　　chisa