バラリン工房は、1483年創業のムラーノガラスの工房。初代がヴェネチア共和国政府より貴族の称号(エンブレム)を下賜させていることから、レースガラス技法開発に多大な貢献をした事が推測されます。
以来16代537年もの長きにわたり、レースガラスの伝統を守り、新たなレースガラスを生み出し、レースガラスを愛し続けた最後の工房です。
頑固にレースガラス技法を守り、果敢に新しいレースガラス開発に挑んだバラリン工房、決してアーテイストたらんと欲せず、頑なに職人として最後まで貫き通したジュリアーノ・バラリンの作品をご紹介いたします。