こんにちは。チサスタッフの牧内です。
3年振りの出張になんとか出発することができました。
今回は先に到着しているオーナーのチサさんを追いかけて、2歳の娘と主人と3人での渡航になります。
乗り継ぎ先のパリで1泊して、日本からヴェネチアまでの長時間フライトはなんとか乗り切りましたが、まさかの主人のスーツケースがロスト。
次の日の朝に宿泊先に届けてくれるとのこと。やれやれです。
そして明け方、娘が発熱。
現地でガイドのお仕事をしている友人に助けられ、お医者さまに往診に来ていただきました。
しかし、お昼寝から起こされ見たこともない大きなお医者さんに問診された娘は取り乱してしまい…優しい先生だったのでPCR検査はやめておきましょう。喉も腫れていないし、おそらく旅の疲れでしょうとのこと。
巨大な解熱剤と、巨大な咳止めシロップをもらうにとどまりました。
こちらはなんでも日本より大きいですね。
おかげさまで私も主人も発熱など症状はなく、元気に過ごしております。
自分自身が生後6ヶ月から母であるオーナーにムラーノ島まで連れらて来られていたため、つい娘も大丈夫だろうとタカをくくっておりましたが、やはり小さな子には大きな負担。
思い起こせば私だって周りからは「毎年ヨーロッパに行かれるなんて幸せね」と言われ続けていたため、これはいい事なんだと思おうとしていましたが、思い起こせば子供の頃は、心の底では早く帰りたいとばかり思っていた気がいたします。
子を持ち、仕事をするということ。
それは本当に人それぞれ、色んな形があります。
私たちの方法を模索しないといけません。
子供は親を選べませんし、私の生き方に付き合ってもらっていて、いつも本当に感謝しています。
私は、少し大袈裟ですが、母がムラーノのガラスを日本に紹介することで稼いだお金でここまで歳をとることができました。
だから、恩返しなんておこがましいけれど、少しでも多くの方にムラーノガラスの素晴らしさを知っていただきたいのです。
なんだか今日はすっかり長くなってしまいましたが、やっと娘の熱も下がってきて、筆を取ることができました。
2022.9.18
お昼寝している娘の横で。