日本橋三越にて開催いたします「ムラーノガラスと暮らす Living with Murano Glass」にて、ヴェネチア・ムラーノ島の鏡工房AAV・バルビーニより、ガラス彫刻グラヴィールのマエストロ(上級職人)でありますニコラ・バルビーニ氏をお招きし特別デモンストレーションを開催いたします。
会場では、鏡のもととなるガラス板にガラス彫刻を施すさまを間近でご覧いただけるとともに、ニコラ氏の鏡作品をその場でご購入いただけます。(¥83,600~)
infomation
催事名:三越創業350周年 ムラーノガラスと暮らす Living with Murano Glass
日時:4月26日(水)~5月2日(火) 11:00~17:00 *休憩で離席あり
会場:日本橋三越 本店 本館5階 スペース5#
また、ご自宅に合わせたオリジナルミラーをオーダーいただくことも可能です。ご希望のお客さまには、chisa代表 小瀧千佐子をはじめ、タッフ一同、時間をかけてご相談に乗らせていただきますので、是非この機会にご検討ください。
オーダーは、下記のようなフレームの形や色、装飾のデザインを選んでお好みにカスタマイズが可能です。(価格、納期はデザインにより異なります)
Nicola Barbini
ニコラ・バルビーニ
AAV バルビーニ工房のオーナーであるヴィンチェンツォ・バルビーニ氏の息子、ニコラ・バルビーニ氏は、今日、ムラーノで働く最年少のガラス彫刻家。ガラスの芸術性に触発され、高校卒業後に工房で働き始めた。ヴェネチアンミラーのグラヴィールと鏡の装飾デザインを専門としており、34歳の若さで工房でのグラヴィールに関しては彼がリーダーを務めている。知識に貪欲で新たな手法や機材などを進んで取り込み、工房を盛り上げているメンバーの一人で、今後の活躍にも大きく期待をされている。
AAV BARBINI SRL
エーエーヴィ・バルビーニ工房
AAV Barbini(エーエーヴィ・バルビーニ)工房は、板ガラスにグラヴィールを施すヴェネチアンミラーの技術に優れ、鏡の製作において現在ムラーノ島で最も古い歴史を持つ工房である。
「バルビーニ」という名前は、ムラーノガラスの歴史上、大変重要な名前で、16世紀後半からムラーノに存在するガラス職人の家系である。17世紀にはすでに鏡を製作していたことが知られており、1665年当時のバルビーニがフランスのルイ14世に招かれ、かの有名な「ベルサイユの鏡の間」の創設に貢献し、その出来栄えはヨーロッパ中の王侯貴族から賞賛と羨望の的となったことはムラーノガラスの歴史においては有名な話である。18世紀にはムラーノで最高の鏡を作る家族との評価を受け、その技術は一族の中で代々受け継がれてきた。AAV Barbini工房自体は先代のニコロ・バルビーニが1927年に会社として設立したが、その技術は長いバルビーニ一族の歴史の中で培われてきたものと言っても過言ではない。現在は彼の息子であるヴィンチェンツォ、ジョヴァンニ兄弟が工房のオーナーとなり、技術を一族に継承し、発展を続けている。