こんにちは。chisa staff です。
北参道のchisaにて、
今月の18日(水)~22日(日)までの期間限定で、(13日~15日はイベントのため営業は14時まで)
リーン・ヴォ―トラン ( Line vautrin ) の特別展示を開催いたします。
リーン・ヴォ―トランの名前を、
はじめてお聞きになる方も多いのではないでしょうか。
日本ではあまり知られていませんが、
ヨーロッパ、アメリカのジュエリーディーラーの中で、
彼女を知らない人はいないでしょう。
しかし日本での取り扱店はほとんど存在せず、
見ることができる機会は非常に限られているといえます。
ご興味おありの方は、ぜひ、この機会に足をお運びください。
彼女はフランス人のアーティストでありデザイナーで、
1913年、つまり第一次世界大戦の直前に生まれ、
そして早くも20歳の頃にはアート制作をスタートさせています。
28歳の時にシャンゼリゼ通りの近くに初めてお店を出してから、
彼女はいくつものお店を構えますが、
彼女のショップには、
イヴ・サン・ローランなどの著名なデザイナーもお客として通っていたとか。
作品の幅は多岐にわたり、ジュエリー、鏡、ボックスやボタンなどがあり、
フランス、イギリス、アメリカを中心に今もなお、
熱心に愛され続けています。
そして1997年4月、パリの装飾美術館で彼女の展覧会が開催される2年前に、
惜しくも亡くなりました。
作品は一点一点が手作りで、非常に数が少ないため、
大変に稀少価値が高く、オークションでは非常に高額になります。
歌手のマドンナは鏡のコレクターと噂されていますし、
ヴィクトリア・ヴッカム氏は2015年のファッション・アワードにて、
彼女のネックレスを身につけて話題になりました。
今もなお、愛されつづける彼女の魅力とは、
一体なんなのでしょう?それはずばり、そのユニークで、他に類を見ないデザインではないでしょうか。
彼女の作品の多くはブロンズで作られていますが、
独特のユニークさがありますね。
そして、物語性にあふれ、
実際に、聖書のアダムとイブや、ノアの箱舟の物語を
小さなジュエリーの中に表現した作品も存在します。
今回公開する作品はわずかですが、
図録も展示しておきますので、
ぜひ、この貴重な機会に、
彼女の魅力を体感していただければと存じます。
〇 公開期間 〇
2017年10月11日(水)~22日(日) 11:00~19:00
渋谷区千駄ヶ谷4-21-2 chisa にて
※13日(金)、14日(土)、15日(日)は、イベントのため15時までの営業となります。
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