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スキャパレッリの世界へ。V&Aで出会ったチサコレクション

こんにちは。チサスタッフの小瀧万梨子です。

ヨーロッパ出張中のチサさんと合流いたしました。

今回の私の出張は、ロンドンに2泊、その後ヴェネチアに約1週間滞在する予定です。

ロンドンでの一番大切な仕事は、チサさんがコスチュームジュエリーを貸し出している、ヴィクトリア&アルバート博物館、通称V&Aで開催中のスキャパレッリ展「Schiaparelli: Fashion Becomes Art」にて、展示の様子を記録撮影すること。

今日は、その様子を少しご紹介いたします。

 

こちらが、ヴィクトリア&アルバート博物館。

 

何度訪れても、建物そのものの美しさに圧倒されます。多くのお客様で賑わっており、展覧会への関心の高さが伝わってきました。

 

 

入り口の装飾パネルから、すでにとても華やか。
スキャパレッリの世界へ入っていく高揚感がありました。

最初に全体の感想を失礼すると、数年前にパリ装飾美術館で開催された「Shocking! The Surreal World of Elsa Schiaparelli」の方が、作品数としては多かったように感じました。

だがしかし!今回のV&Aの展示は、とにかく空間演出が素晴らしかった・・・!
スキャパレッリの世界観にたっぷりと浸りながら、ひとつひとつの作品を見ることができました。

 

▲スキャパレッリのヴァンドーム広場にあったショップの店内を再現したような展示。

 

 

照明もとても印象的で、リズミカルに明るさが変化する演出が施されていました。
光が強くなったり、ふっと暗くなったりすることで、作品の色や陰影、素材の表情が少しずつ変わって見えるのです。

 

ジャケットがずらりと並んだ展示室で、特に素敵だと感じた作品をふたつご紹介させてください。
たしか「Home Garden」というタイトルだったような……家庭菜園、でしょうか。笑

ニンジンのボタン、最高ですね。

 

 

そして、私の大好きな「Zodiac Collection」のジャケット。
夜空の星をそのまま纏ったような、星座モチーフがぎっしりと散りばめられた一着です。いやぁ・・・ヴェネチア製の芥子粒大ガラスビーズ、「コンテリエ」もキラキラと輝いて、いい仕事してます!!

どんどん進むと、今度は香水の展示室。

 


なんと・・・壁と天井がふわっふわのファーで覆われた空間になっていました・・・!

マニアックなお話になりますが、スキャパレッリとメレット・オッペンハイムが制作したコスチュームジュエリー「ファー(毛皮)のブレスレット」をみたパブロ・ピカソが「その毛皮を使えば、このコーヒーカップやソーサーだって何でも覆うことができるね」と冗談めかして言ったことをきっかけに、シュルレアリスムを代表する傑作『毛皮の朝食(Déjeuner en fourrure)』が誕生したというエピソードを想起させました・・・!

 

 

美しく、そしてユニークなスキャパレッリの香水瓶や箱。

 


欠かせない、美しいイラストも展示されていました。

 

そして・・・ついにコスチュームジュエリーの展示室へ。

 

 

この部屋は、ひときわ多くの方で賑わっていたように思います。
いつも感じることですが、ファッション展におけるジュエリーの展示室は、特にお客様の熱量が高い気がします。

 

 

 

チサさんの貸し出しした6点のコレクションも、美しく展示していただいていました。
キャプションにも、きちんと「Chisako Kotaki」の名前が記されていますね!

ヨーロッパのアーティストを扱う大きな展覧会で、コスチュームジュエリーの作品を貸し出すことができたのは、チサさんにとっても、そしてchisaにとっても、本当に誇らしい出来事です。

 

 

長年にわたり、チサさんが大切に集め、研究し、伝えてきたコレクションが、こうして世界的な美術館の展示の一部となっていること。
その場に立ち会うことができ、胸がいっぱいになりました。

 

 

さて、私のロンドン滞在は2泊のみ。
実はすでに、ヴェネチアへ移動しております。

これから少し忙しい日々になりそうなので、お写真などをなかなかすぐには公開できないかもしれません。

 


それでも、皆さまに見ていただきたい景色や作品、そして現地で感じたことがたくさんありますので、できる限り少しずつ投稿していきたいと思います。

では、本日も拙い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。

皆さまに、素敵なことがたくさん起きますように。

 

チサスタッフ 小瀧万梨子